サポート期間からセキュリティを考える。

セキュリティ関連で気になるニュースを。

■エレコム製ルーターに脆弱性。修正はなく使用中止を勧告　2021/7/6
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1336252.html
https://www.elecom.co.jp/news/security/20210706-01/

■エレコムのルーターなどで脆弱性。サポート終了のため使用中止を勧告　2021/1/27
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1302714.html
https://www.elecom.co.jp/news/security/20210126-01/

ある程度高機能のルーター製品となるとどうしてもソフトに起因するセキュリティの問題は避けられない。
理由はいろいろあるけれど、頑張ってわかりやすく解説してみる。

ルーターをスミからスミまで一から作って、全部詳細にテストしていたら開発時間が無茶苦茶かかってしまう。
その結果ルーターとして販売できる価格を軽く超越してしまう。
そこで価格を見越して出来る限り頑張りましょう、というのが今の開発スタイル。
だから使いまわせるところは全力で使いまわすし、OSにあらかじめ用意されている仕組みはできるだけ信頼できるものとして扱う。
ベストエフォートなので、セキュリティの問題は絶対に発生する。

こんな感じの解説で分かっていただけたでしょうか？
絶対に発生するものだから、販売後のサポートは本当に大事。

主題に戻ると、エレコムのルーターサポートはちょっと短いように感じる。
3年と少し前のルーターにもアップデートを提供しないというのは短いんじゃないかな。
ルーターの正確な仕様期間はわからないけど、3年くらい使うきもするし、同業他社と比べるとどうしても短く感じる。
これは推測だけど自社開発してないんでしょう。
だから、開発会社との契約終了後は問題の大小に関わらずどうしようもないんでしょうね。

今回の問題の内容を考えるとただちに使用停止を推奨。
2000円～3000円台でも売っていることを考えると買い替えたほうがいいです。

ついでに他のメーカーもまとめてルーターのアップデート情報を。

■NEC
https://jpn.nec.com/security-info/sec.html?

■BUFFALO
https://www.buffalo.jp/news/security.html

セキュリティ情報がまとめてあるメーカーは安心感がありますね。